高スワップ通貨で知られる、トルコリラが暴落しており、注目されていますね。
トルコリラは10年で価値が10分の1、5年間で3分の1になっていますし、高スワップの魅力に手を出したものの今は阿鼻叫喚されてる方も多いのではないでしょうか。
そもそも、スワップ(金利差調整分)とは2国間の金利差から得られる損益なわけですが、トルコリラはコレが高いから魅力で初心者にもオススメ!と言われてきたわけですね。
要は「低いとこで買って持ち続けたら金利だけで、儲かっちゃうぜ?」といった考えなわけですが、今ではスワップどころかトルコリラは暴落し、一時17円台を割り込む形となりました。
この暴落により、ツイッターでは多くの方が損失を出したことを呟いていますね(^^;)
個人的な考えを正直に述べさせていただきますが、そもそもトルコリラ等の高スワップ通貨には、私は手を出すべきではないと思いますし、手を出して損失を出したのであれば、安易な考えで、ろくに考えもせずに儲かろうとした過去の自分を恥じ反省すべきです。
何故ならば、トルコリラ含めスワップが高い通貨は一見、魅力的に思えるのですが、「高い金利もらえるから、持ってるだけで稼げるラッキー★」と考えるは安易であり、「何故スワップが高いのか」深く考えなければならないからです。
一概には言えませんが、スワップを高く設定する理由の一つとして「金利を高くしても資金調達の為に自国通貨を買って欲しい」といった思惑があります。
これって「どこからもお金が借りれないから金利高くてもいいから闇金からでも借りよう」といった多重債務に陥ってるお金がない人の考えに似てると個人的には考えています。
信用高い人なら低金利でもお金借りれるけど、そういったとこが貸してくれなければ最悪、闇金で借りるしかないみたいな感じです。
闇金から借りたらかなり高い確率で、怖い未来が待ってますよね(笑)
過去にギリシャが経済危機に陥ってましたが、その当時のギリシャの金利は13%であり、ギリシャ発行の国債のうち、ギリシャ人が買っているのは3割であり、残り7割は、ギリシャ人が買ってくれなくてしょうがないから国債相場に出されていました。(対する当時の日本の金利は0.9%から1.0%であり、購入者の9.4割が日本人)
ですが、国債市場の多くのお金持ちは、「ギリシャ人や政府は信用できない」って眉に唾付けて見ているんですから、誰も買ってきれないから金利を高くして「お金貸してくれたら、コレだけ払いますから国債買ってください」と行った感じですね。
高スワップ通貨って、上記の状況にもよく似てると思うのです。
なので、高スワップ通貨の「持ち続けたら儲かる」と行ったメリットばかりではなく、大暴落するリスクを考えないといけません。
スワップという甘い言葉だけでなく、その通貨を発行・使用されている国がどんな情勢なのか?をしっかりと検討し、取引通貨を選ぶべきです。
また、為替は何が起こるかわからない世界です。
過去にはいくつも大きな経済危機が起こり、暴落が起こりました。
馬鹿の一つ覚えみたいに何も考えずにスワップだけで生活しようなんて甘いのです。
テクニカルかファンダメンタルから情勢を分析し、適切な離脱ポイントを判断できなければ、スワップなんかで稼いだお金なんてすぐ吹き飛びます。
過去の暴落で多くのキャリートレーダーが幾度も消え去った過去を忘れてはいけません。

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